風俗の売り上げ
風俗というと、生活上のしきたりや風習、身なりや服装などの文化を指して風俗といいますが、風俗関連の仕事というと、それは性風俗に関する仕事に限られます。
具体的に風俗関連の仕事というと、ソープランドやファッションヘルス、デリバリーヘルス、性感マッサージ、イメージクラブ、ホテトル、ストリップなどがありますが、中でもデリバリーヘルスは他の風俗関連の仕事とは少し違う点があります。
それはまず、デリバリーヘルスには大きな店舗が必要ないということです。
他の風俗関連のお店は、ソープランドにしてもファッションヘルスにしても、すべてお客様がそれぞれのお店へ来店するという形です。
そのため、それなりに人が入れる大きさの店舗が必要とされます。
しかしデリバリーヘルスでは、コンパニオンの女の子がお客様の自宅や、ホテルなどの待ち合わせ場所へ出向くことになるので、お客様を収容するだけの店舗は必要ありません。
デリバリーヘルスは法律上その正式名称を、無店舗型性風俗特殊営業ということでも表されているように、この店舗がないということは、他の風俗関連とは異なり大きなメリットとなっています。
しかし、風俗関連においてデリバリーヘルスのおかれている位置はメリットばかりあるよい位置かというと、そうでもありません。
それは、風俗関連の業界の流れを見てみるとよくわかります。
1990年代、風俗関連には新しい流れが次々に起こりました。
それは、イメージクラブや韓国エステの流行によって、女の子が様々な方法でサービスをすることが定着してきたということや、ブルセラという言葉が社会問題として浮上してきたように、女の子が気軽に風俗関連の一片を担うようになりました。
そして失楽園ブームが起きたことにより、「人妻」というくくりが風俗関連で起こり始めたということもあります。
つまり1990年代は、風俗関連業界にとっては、今までは若くて特定の年代の女の子が主流となって働いていたものが、少女から人妻まで女の子の年齢層も広がり、それによって多くの男性が興味を引き立てられてきたという時代になっていたのです。
そして2000年から2003年にかけて、デリバリーヘルスでも大きな変化が起きます。
それは、1999年4月から施行された風俗営業等の規制および業務の適正化等に関する法律、いわゆる風適法の大幅改正によって、デリヘルが届出制になって法律的に認められたことでした。
これにより、デリヘルは風俗関連の中でも堂々と一分野を占めれるようになったため、次々と新しいお店が開業され、急成長を遂げたのです。
しかし、急成長があれば当然、飽和期も来ます。
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デリヘルの飽和
デリヘルにとっては、2004年から2006年は、まさに飽和状態でした。
そしてそれに追い討ちをかけるかのように、風適法が再度一部大改正されます。
2006年5月から施行された新しい風適法では、罰則が強化され、デリヘルも今まで店舗とみなされていなかった受付所や待機所が店舗とみなされるようになり、住所などの届出が義務付けられました。
当然、営業禁止区域内にそれらの店舗があれば、摘発されます。
デリヘルだけではなく、この風適法の改正は、風俗関連の店と営む方にとっては、かなり打撃の大きなものとなりました。
結果として、2007年から2008年にかけては、風俗関連市場は完全に停滞期へと突入し、デリヘルでも撤退をするお店が増えてきます。
そのため、今後は風俗関連業界の中でも、残ったデリヘルの中で、お客様獲得をめぐって新たな作戦を打ち出すことが必要となってきました。
例えば、価格の値下げや女の子の質の向上のための教育をしっかりすること、お客様へのこまめなお知らせなどのサービスです。
とはいえ、確かに他の風俗関連業種と比べると、デリヘルはまだ生き残る道が残されている方です。
男性の性欲は本能的なものなので、デリヘルが職種としてまったくなくなることはあり得ません。
どういうサービスによってお客様を顧客としていくか、それが風俗関連業界全体でも、デリヘルでもいえる、今後の指針となっていくようです。